「一分一秒を争う」をローコストかつ確実に。
選んだのは「ペガサスサーバー」
多国籍にまたがる貿易業を営む上で欠かせないのが、貨物の状態の確実な把握と発注状況、そして船舶・航空機の状況。貿易業界ではこれらの情報の取扱において、大まかな枠組みはあるものの、各会社や乙仲会社によってそれぞれの流儀がある。そのため、御客様の会社は独自に貨物・船舶・航空機予約システムを開発。その際に問題となったのがサーバーロケーション。日本、中国、東南アジア、南米、ヨーロッパに各拠点を持ち、それぞれの拠点からスピーディーかつ安定したアクセスが必要なため、サーバーロケーション選びは難航。そしてたどり着いたのが「ペガサスサーバー」だった。
困難を極めたサーバーロケーション選定
「日本に置けば南米からは遅いと言われ、アメリカのサーバーを試用してみれば中国からは見えないといわれ、ヨーロッパに置けば自分たちがアクセスするのに不便が起きてしまい、正直どこにすればよいのか困り果てていました」こう話すのは日系大手貿易会社様のシステム担当部長I氏だ。サーバーロケーションはシステム開発前より既に選定に入っていたものの、いざ試用してみるとどこのサーバーも中々思うようにいかない。技術的に条件のよかったデータセンターは予算面で全てアウト。限られた予算の中からベストな選択肢を探すのは至難の業を極めた。その際にI氏の同僚だったY氏が、香港サーバーはどうだろうと提案した。
「実は当社のつきあいのある大手日系データセンターに、香港データセンターに関する情報を照会してもらっていましたが、金額面で折り合わず、加えて当社の中国拠点のある北京からのスピードも使用に耐えられないものでしたので、はじめから選択肢に入れていなかったのです。そこで、Y氏がウェブから見つけてきたペガサス香港サーバーへ、すがる気持ちで電話で問合せをしたのが全ての解決策につながる第一歩でした」
「ペガサスサーバーは、グローバル事業に最も適したサーバー。」
I氏はこう続ける。「電話は東京03のお問い合わせ番号があったため、国際電話をかけたりすることなく問合せができたのには本当に感動しました。それまで海外サーバーを利用する場合は国内の業者経由か外国語を話せる社員にヘルプをお願いしていたのですが、外国語が話せるからと言って技術的要件が話せるのかとなると、また別の話ですので、正直正確なコミュニケーションが本当にとれているのか不安を覚えることが多々ありました。」
確かに、外国語が話せるのと技術的なコミュニケーションが図れるのはまた別の話である。それに、技術的なコミュニケーションで一番問題となるのは全ての仕様・技術要求が性格に先方に伝わっているか、だ。
「ペガサスサーバーさんは、全てのやりとりにおいて日本人エンジニアが親身に対応してくれまして、現地の状況や各国との回線状況、加えて非常に細かい技術要求にも対応してくれました。何より感動だったのは納品スピードでした。私達はペガサス香港のVPSサーバーを利用させていただいているのですが、かなり特殊なカスタマイズをお願いしていたにもかかわらず、カットオーバーまでの期日も迫っていたのでかなり無茶大願して、入金後3営業日で納品していただきました。正直ここまでの対応をしてくださった業者様は、日本国内でも殆どなかったと思います。」
無事にサーバーの納品を受けて最終的な構築に入っても、I氏には少しばかりまだ不安が残っていたという。
「私達の業務は世界中に拠点があるため、時差の関係上、24時間かならず社員が世界のどこかで働いているという特性があります。そのため、問題があったときにすぐに対応してくれるのか、またその際でも日本語で対応してくれるのか、という不安がどうしてもぬぐいきれませんでした。」
そんな不安を抱えているときに、南米の支店から「サーバーにアクセスできない」という一報が入ってきたという。時間は午前0時だ。実際に対応してくれるのだろうか?
「正直構築の最終段階に入っていたので、本当に大丈夫なのかと不安でした。折しもその日は休日。私は残業でまだ働いていたのですが、一般的に休日の深夜という非常識な時間は、日本国内の業者さんでも中々対応してくれません。おそるおそる状況の確認を依頼すべくサポートへメールを書いたのですが、メールを送信してから30分以内に、ネイティブな日本語のメールで返事が返ってきました。結果、サーバーは問題ない、日本、中国、東南アジア、米国、欧州方面は問題ないが、南米方面の回線のルートに一部問題あったようだが、既に解決されている旨返事がかかれていました。その際うちの南米の社員は『日本はこんな遅い時間だからもう直らないだろう』と勝手に思い込んで帰宅していたのですが、携帯電話に電話してまた職場に戻って貰いました。正直本当に驚きのサポートで、それを機に全ての不安は払拭されたんです。ペガサスサーバーは、我々のようなグローバルにまたがる事業には最適な選択だと思っています」
香港というロケーションこそが成し得るクオリティ
ミッションクリティカルな環境だと、私達が見落としてしまいがちなことが重要だったりすることがある。I氏は、その一つに香港というロケーションがあるという。
「先ほど申し上げたとおり、正直香港のサーバーは、他社さんのサーバーを試用してみた際に、スピードおよび金額面で全く折り合わず、当初使う予定がありませんでした。しかしペガサスサーバーのスピードは、前に試用した香港サーバーの回線はいったい何だったんだ、と思うほどスピーディーで安定しています。」
ペガサスサーバーは、日本、中国、香港、アメリカ、ASEAN諸国はもとより、世界中に対してスピーディーなバックボーンと直結しているが、まさにペガサスサーバーの強さが発揮した形となったようだ。
「またサーバー構築直後に東日本大震災があったのですが、その際に弊社が試用していた別の日本に設置したサーバーが国内外から全くアクセスができず、加えてデータ破損の機器が生じていました。しかしペガサスサーバーは震災の影響もまったく受けませんでした。震災後の混乱期では我々日本本社の機能が半分以上が麻痺していた状況だったのですが、弊社のシステムは既にペガサスサーバーで稼働しており、世界各地の拠点に仕事を割り振ることができたため、多くの混乱を避けて通常通り業務を行うことができました。これは想定していなかったことでした。今ではメールサーバーや弊社のグローバルウェブサイトなどの主要サーバーは全てペガサスサーバーを利用しています」
御客様プロフィール
日系大手貿易会社様
資本金:3億5000万円
所在地:東京都
事業内容:鉱物、建材、資材関連貿易
ご利用サービス:ペガサス香港VPS、ペガサスチャイナ専用サーバー、ペガサス香港専用サーバー
※弊社では秘密保持契約および御客様のご利用中サービスの安全上、実際の御客様名の開示はいたしておりません。予めご了承下さい。